アジアの障害者支援 −障害者の経済的、社会的な自立を目指して−



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ADDPの障害者スポーツ支援 スポーツを通じたエンパワメント

障害者スポーツ振興

ラオスパラリンピック委員会、教育スポーツ省への支援

当会は2000年よりラオス・パラリンピック委員会(以下LPC)の組織運営支援に携わっています。LPCはラオスの国の機関、教育スポーツ省の管轄です。ラオス国内の障害者スポーツを振興するためのノウハウ等を指導しています。今ではLPCのリーダーシップの下「アセアンパラゲーム」や「アジア大会」などの国際大会にも選手が出場できるようになってきました。管轄省庁の教育スポーツ省でもスポーツフォーオール部があり、その部局が障害者スポーツも管轄しています。教育スポーツ省とADDPの障害者スポーツ普及啓発プロジェクト(5ヵ年)も始まります。競技スポーツ振興のLPCとラオス国内での障害者スポーツ普及に尽力するスポーツショーオール部が一体となり、ラオスではユニバーサルスポーツと競技スポーツの両面が振興されるという画期的な政策も生まれました。


最初の支援から15年が経過。日本での観戦から本格チームの結成

当会は2000年より、車椅子バスケットボールチームの育成に携わっています。スポーツ道具や指導者、練習場所など全てが不足していたラオス。でこぼこの校庭で中古の車椅子を使用しながら、遊びのゲームをしていたサークルが支援の始まりです。日本からのコーチ派遣や短期の合宿、国内の交流試合などを繰り返し行い、ラオスの車椅子バスケットチームは少しずつ力をつけてきました。そのチームのリーダー格の二人が、愛知万博の国際車椅子バスケットボールトーナメントを見学。世界一の選手が集まる興奮の試合をはじめて間近で観戦した彼等は「ラオスでも車椅子バスケットボールを絶対に振興させたい!」と決意。帰国後早速選手を集め、厳しい練習を再開しました。
 

日本からコーチを派遣し指導

2005年より定期的にラオスに日本人の車椅子バスケットボールコーチの派遣を開始しました。ルール指導の徹底、スポーツアスリートとしての心構え、心身の鍛錬等多岐に渡ります。今ではラオス人選手はみるみる技術が向上。チームも増えビエンチャンを中心に4チームのローカルチームが誕生しています。アセアン国内でも強豪チームとして生まれ変わりました。
 

たくさんの障害者スポーツが活発化してきた

ラオスの首都ビエンチャンに日本政府の支援で障害者用体育館が建設されました。この体育館は障害者スポーツ振興の象徴の場として、車椅子バスケットボールだけでなく、ゴールボールやシッティングバレー、卓球、バドミントン等多くの障害者スポーツの練習が行なわれています。
 

ラオス全国障害者スポーツ大会の実施

ラオスで昨年首相令が発布されました。3年に一度、各都市持ち回りで行われる国民体育大会の後、全国障害者スポーツ大会も開催するというものです。2015年1月には第2回全国障害者スポーツ大会がラオスの北部都市ウドムサイで開催されました。
 

スポーツが障害者に生きる力を与える

障害者スポーツはレクリエーションだけを意味するわけではありません。スポーツは障害者にとって「生きる力」を与えます。心身が鍛錬され、仲間ができ、仲間との連帯を通じて、社会自立の意欲が増し、就労等への道が切り開かれます。スポーツを通じて障害者の身体的な力が顕在化し、それがバリアフリー社会にまでつながります。当会は障害者がもっと元気に社会の一員としてイキイキと生きるためにも、まずはスポーツに触れるきっかけ作りともなるユニバーサルスポーツを促進しています。卓球バレー、フライングディスク、風船バレー・・・沢山のユニバーサルスポーツを紹介し、ラオスの障害者にスポーツの力、楽しさを届けています。