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研修生紹介 

チャンタチョン

美容ワークショップ研修生

年齢:22歳
障害種別:聴覚障害(ろう者)
ADDP研修歴:2年半


チャンタチョンは1992年6月8日生まれの22歳。ビエンチャン近郊の小さな村の出身です。生まれた時から全く聞こえない聴覚障害者であり、障害の原因は母親によると、生まれた時の原因不明の高熱によるとのことで、詳しい原因はわからないとのことです。
小さい時から内気だったチャンタチョン。家族もチャンタチョンの耳に障害があり、全く聞こえない子供と分かると、コミュニケーション方法も分からず、チャンタチョンは家族からも孤立し、孤独な幼少時代を送りました。学校にも満足に行くことができず、手話を学ぶ機会もなく、友達もいない状態でした。18歳になるまで、家でお母さんの手伝い等をしていて暮らしていました。当会ADDPの第1回美容研修の研修生を募集した際に、「美容に興味のある子がいる」とビエンチャン近郊の村の関係者より紹介を受けました。それがチャンタチョンです。
 

将来への一筋の光

お母さんが「家ではもう面倒を見られない。どうか研修を受けて少しでも自立してほしい」とADDPスタッフに懇願しました。耳が聞こえず、手話も分からず、最初はとても不安そうにしていたチャンタチョン。とにかく身振り手振りのコミュニケーションでしたが、彼女の中で「美容」へ興味が芽生えたのは確かです。日本からのスタイリストでADDP美容専門家である伊藤先生の指導をじっと観察、聞こえない分、しっかりと先生の実技を真似することから始まり、その後一生懸命に練習し、2年経ち、今では当会美容ワークショップの指導員候補となりました。もともと手先が器用でデッサンもとても上手いチャンタチョン。今では聴覚障害者の就労ロールモデルとして、ビエンチャンにあるラオス唯一のろう学校へも職業訓練指導員として派遣されています。後進の聴覚障害のある研修生に指導を行うまでに成長しました。
デッサンも上手で、新作の編みこみスタイルなど、デザインを描いて、お客様にアイデアを提供できるまでになりました。