アジアの障害者支援 −障害者の経済的、社会的な自立を目指して−



TOP > 研修生の紹介 > 研修生紹介4 ポーさん
 

研修生紹介 

ポー

美容ワークショップ研修生

年齢:30歳
障害種別:下肢障害 
ADDP研修歴:1年半


ラオスの南部アタプーから車で更に3時間。山また山の電気もない村からやってきた。

ポーのふるさとは少数民族が住む山間の村。電気もガスも電話もないところです。生まれた時から足の奇形による歩行困難があり、学校には行くことができず、ずっと家族の焼畑農業の手伝いをしていました。10家族が住む小さな村。皆が助け合い生活していました。お父さんはポーが小さいときに亡くなり、一家はお祖母さんとお母さん、お姉さんの4人。ポーがいつしか一家の大黒柱として働くようになりました。収入のために、村の近くの建設現場で出稼ぎの仕事をしているところ、ビエンチャンに女性の美容の障害者技能研修があることを聞きました。手に職をつけたいと常々考えていたポーには良いチャンスでした。

美容研修

 村からアタプーで長距離バスを乗り継いで、1日かけてやってきたポー。
ビエンチャンは大都会でした。バス代も着替えももたず、不安そうな顔で初日に美容サロンに来た顔を今でも覚えています。少数民族出身で標準語のラオス語も彼女は苦手。でもサロンの障害を持つ仲間たちが暖かく向かえ、美容研修が始まりました。毎日遅くまで一生懸命シャンプーを練習するポー。手が大きくやさしいシャンプー技術はいつしたサロンの人気になりました。ポーの笑顔がお客さんにも喜ばれました。

「村の人にシャンプーをしてあげたい!」

ピーマイの正月休み。ポーは故郷に里帰り。また長距離バスに揺られて帰っていきました。手にはお土産の日本のシャンプーとコンディショナー。
「きっとみんな気持ちよくて笑顔になるわ」
ポーの村では米ぬかで髪を洗います。子供たちは真っ白い泡の出るシャンプーをみたことありません。村に戻ったポーをみんなが出迎えました。そしてすぐにポーは井戸で水を汲み、簡易美容室を設営。長い列ができました。
「気持ちいいねぇ。」
「立派に仕事をしているんだねぇ」
みんなが喜びました。