理学療法士によるスタッフの身体機能チェック

現在、理学療法士歴4年の塩見さんという方が、ADDPにインターンとして来て下さっています。

昨日は、右半身の動きが制限されているスタッフの身体機能について、「どの範囲まで体を動かすことができるか」、「どの体勢なら問題はないか」などをチェックをしていただきました。

しゃがんだり、物を握ってみたり…1つ1つの動作を丁寧に確認していきます。

痛みを感じる部分などを聞きながら、可動域や改善方法を探っていました。

そして、彼の場合、両手で棒を握ると右側に寄ってしまうのですが、手が緊張状態にあることが原因の一部だと分かったので、そのクセを直せば真っ直ぐ持てるようになる、手首が動く範囲も広まるとのことでした。

それから、自分でできるストレッチをレクチャー。

足に関しては、専門的なマッサージを継続する必要があるので、日常で体に負担がかからないための動きを教わりました。

例えば、低い位置で作業をしなければならないとき、しゃがむのではなく、膝を立てて座る、そのまま地べたに座る、イスを使う…といった他の動作で対処するなどです。

このように原因だけでなく改善法まで分かりやすく説明してくださり、スタッフと真摯に向き合う姿が印象的でした。

また、ラオスではまだまだ情報もそこにたどり着くまでの手段も少なく、本人もどうしたら良いのか分からずに過ごしていることがあるため、今回スタッフの可能性を知り、ADDPとしても嬉しかったです。


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